一面鏡張りのウユニ塩湖ってとってもきれいですよね!
テレビでも紹介されていたりいて、「一度は行ってみたい!」という方も多いと思います。
私も初めてテレビで映像を見たときは、「地球にこんなところあるの!?行ってみたい!」という気持ちになりました!
でもウユニ塩湖の名前と美しさは知っていても、具体的にどんな場所にあるのかってよくわかりませんよね…。
実はウユニ塩湖って標高がすごく高い場所にあるんです!
今回は標高から見たウユニ塩湖をご紹介していきます。ポイントを押さえて楽しい旅行に出かけましょう☆
ウユニ塩湖の場所
「ウユニ塩湖の名前はよく聞くけれど、そもそもどこの国にあるの?」という方も多いと思います。
私はとにかく広いというイメージがあったので、「ロシアとかアメリカにあるのかな。」と思っていました(笑)
まずはウユニ塩湖がどこの国にあるのか、そして標高はどれくらいの高さにあるのか見ていきましょう。
ウユニ塩湖がある国
ウユニ塩湖はボリビアという国にあります。
ボリビアはペルー、チリ、ブラジルの隣にある国で、日本から見ると地球の裏側です。
初めて知ったときは、「憧れの地はまさかの地球の裏側!」とびっくりしました。
でも地球の裏側って聞くとさらに憧れが強くなってワクワクもしちゃいました☆
そしてペルーやチリと言えば社会科の教科書でもおなじみのアンデス山脈!
実はウユニ塩湖はアンデス山脈に囲まれたものすごく標高の高い場所にあるんです!
地図で見てみると、むかし教科書で見たアンデス山脈の位置となんとなくかぶっていることがわかります(笑)
ウユニ塩湖の標高
では具体的にウユニ塩湖の標高はどれくらいあるのでしょう?
実はウユニ塩湖の標高はなんと3,700mもあるんです!
富士山が3,776mなので、ウユニ塩湖は日本で一番標高が高いところとほとんど変わらないのです。
正直ウユニ塩湖がそんな高いところにあるなんて思ってもいませんでした。
ウユニ塩湖の写真を見るととっても広いので、「こんなにも平らで広い場所が標高3,700mにあるの!?」と驚いちゃいました!

人が米粒より小さく見えます。
こんなに広大な土地の写真を見るととても標高3,700mとは思えませんね。
標高が高いと景色がきれいに見える
標高が富士山と同じくらいと聞くと、「行くの大変そうだな」と感じるかもしれません。
たしかに標高が高いと大変なこともありますが、すごく良いこともあるんです!
それは、景色がとっってもきれいに見えることです!
ウユニ塩湖のような絶景を楽しむ観光地では景色がきれいに見えることは大事なポイントです。
絶景スポットに行くときに晴れてたら「すごいきれいな景色が見れるかも!」とテンションが上がります!
だけど、いざ絶景スポットに行ってみたらモヤがかかって遠くまで見えないとなるとショックが大きいです…
私は東京スカイツリーでその体験をしました(笑)
「晴れてるしスカイツリーから富士山を見よう!」と思って登ったらモヤがかかって遠くの景色はぼんやり、富士山にいたっては全く見えませんでした。
こんな残念体験は地球の裏側に行ってまで経験したくないですよね。
でも、ご安心ください!
ウユニ塩湖は標高が高く空気が薄いので、遠くまできれいに見ることができるんです。
特に夜は気温が低くなるため空気が澄んで、日本ではまず見られないくらい星空がきれいに見えます♪
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美しすぎて星空に吸い込まれそうです。
さらに!
快晴・無風などの条件がそろっていればウユニ塩湖の特徴である一面鏡張りと相まって、満天の星空が空にも足元にも広がっちゃうんです!
こんな吸い込まれそうな美しい星空が空にも足元にもあるなんて、一生忘れられない思い出になること間違いなしですね☆
ウユニ塩湖に行くには高地対策が必須
そんな景色がきれいに見えるウユニ塩湖ですが、やはり標高3,700mの高地ともなるとそれなりに対策を立てることが大事です。
普通の観光地気分で行くと旅行を楽しめない大変な状況に陥るかもしれません。
ではどんな対策が必要なのかを見ていきましょう!
高山病対策

ウユニ塩湖に行く際に最も大事なのは高山病対策です。
まずウユニ塩湖があるボリビアに行くためには、アメリカやメキシコなどを経由して、ボリビアの首都ラパスにあるエル・アルト国際空港に降り立ちます。
エル・アルト空港は世界一標高が高い国際空港で、なんとその標高は4,061m!
富士山よりも高い場所に空港があるんですね!
平地から飛行機に乗って富士山より高い場所に降り立つということは、富士山より高い山にものすごいスピードで登っていくのと変わりありません。
私は朝日を見るために富士山に登った時に高山病になり泣く泣く下山した記憶があるので、富士山より高い場所に飛行機で行くと聞くと少し不安になります…
なので高山病対策は現地に着いてからではなく、日本を出る前に準備しておくと安心感があって良いですよ♪
そもそも高山病ってどんな症状があるの?
「高山病ってテレビとかで時々聞くけど、そもそもどんなものなの?」という方もいると思います。
ちなみに私は自分で体験するまでどんなものなのか知りませんでした(笑)
対策を考えるために、まずは高山病がどのようなものなのかおさえておきましょう!
高山病とは、体中の酸素が不足すると発症する病気です。
軽度の高山病は通称「山酔い」と呼ばれることもあるんですよ。
山酔いって聞くと、「なんか車酔いみたいでそんな大変じゃなさそう。」って思ってしまうかもしれないですが、山酔いは重症化する可能性があるので油断しないようにしてくださいね!
軽度の高山病(山酔い)の症状
- 頭痛
- 食欲低下、悪心・嘔吐などの消化器症状
- 全身倦怠感や脱力感
- 立ちくらみやめまい
- 眠れない、息苦しい、何度も目が覚めるなどの睡眠障害。
もしボリビアに着いてから「なんか体がだるい」と感じることがあったら、山酔いの疑いありですね。
さらに、山酔いは重症化すると命にかかわる症状に進行することがあるんです!
重度の高山病の症状
- 高所肺水腫
- 安静時の呼吸困難、せき
- 歩行困難
- 胸部圧迫感(胸を締めつけられるような感じ)
- 頻脈(脈が速い)
- 高所脳浮腫
- 運動失調(まっすぐ歩けない)
- 見当識障害(日時や場所がわからなくなる)
もう症状の名前からしてやばそうな雰囲気がプンプン感じられますね。
重度の症状が出始めたら一刻も早く標高の低い場所に移動しましょう!
残念ですが、高山病が重症化してしまったら旅行自体をあきらめる決断をすることも大事です。
高山病を予防する方法
高山病がどんなものかはわかりましたが、現地まで行ったのに旅行自体をあきらめるという決断は絶対にしたくないですよね。
なので高山病の予防対策はしっかりと行いましょう!
まずオススメは高山病予防薬「ダイアモックス」!
ダイアモックスは市販されていないので病院に行って処方してもらう必要があります。
「今症状が出ているわけでもないのに、そんな簡単に薬って処方してもらえるの?」って思いますよね。
でも大丈夫!
ダイアモックスを処方してくれる病院は日本旅行医学会のホームページで調べられるので、該当する病院に行ってどんな日程でウユニ塩湖に行くのか説明すればお薬がもらえるんですよ♪
ただし、ダイアモックスはあくまで予防薬なので基本的な高山病予防の行動をとることもとても大事です。
- 睡眠をしっかりとって体を休めておく
- 高地に着いたら安静にして体を順応させる
- 深呼吸をして酸素をたくさん取り入れる
- 高地は乾燥するのでこまめに水分補給をする
- アルコールは飲まないようにする
観光地に着いたからと言ってはしゃいだり、おいしいご飯を食べすぎたり、おいしいお酒を飲んだりしてはいけないということですね。
私は、はしゃいでしまうのが目に見えているので特に注意しないといけませんね(笑)
ほかにも「せっかくウユニ塩湖に行くんだから、できるだけ長く現地にいて最高の写真を撮りたい!」と急ぎたい方もいるかもしれません。
私もきれいな写真をとることが好きなのでその気持ちはよくわかります!
ですがそんなに急ぐと高山病になってしまうかもしれないので、空港がある首都ラパスでしばらく観光を楽しんで、基本的な高山病予防の行動をとりましょう。
個人差はありますが、標高を1,000m上げるたびに1日の休息を設けると安心して行動できるようになるので、3日ほどゆっくりとラパス観光するプランも良いと思いますよ♪

実はラパスにも観光名所がたくさんあるんです!
ラパス旧市街地の中心「ムリリョ広場」を起点にして街を見て回り、ラパスの生活とか歴史を感じるというのが風情があってオススメですよ☆
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ムリリョ広場の近くには「国立美術館」とか「コカ博物館」などの楽しみポイントがたくさんあるのでゆっくり観光するにはもってこいです!
ボリビアには「コカは文化的財産であり、生物多様性に富んだボリビアの再生可能な天然資源として保護する法律」というのがあるそうなので、コカ博物館にはぜひ行ってみたいですね☆
現地で高山病になったらどうすればいいの?
ダイアモックスを服用していても、現地に着いたら高山病の症状が出てしまうということもあります。
ではそんな時はどうすれば良いのか。
実は現地の人たちは「コカの葉」を使って予防しているんです!
コカと聞くと「危ないんじゃないの!?」と感じるかもしれませんが、コカの葉には危険性は無いので安心してください♪
コカ博物館では「コカの葉そのもの」と「薬物としてのコカ」の違いを学べるそうなので、気になる方は是非!
コカの葉はそのまま噛んだりもしますが、特に有名なのがコカの葉で淹れたお茶「コカ茶」です。
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ボリビアに限らず南米ではいたるところで飲まれていて、とても気軽に楽しむことができるんですよ♪
日本では禁止されていて現地でしか楽しめないものなので、ウユニ塩湖以外にも良い思い出になること間違いなしです。
高山病を予防しながら現地でしか楽しめないお茶を飲めるなんて一石二鳥ですね☆
国内に持ち込むこともできないので、お土産としては買わないようにしましょう!
現地で飲む場合は問題ありません。
紫外線対策

標高が高い場所では平地よりも紫外線が強いので、紫外線対策はとても大事です。
油断すると真夏の海に行ったわけでもないのに、「いつの間にか真っ黒!」なんてことにもなりかねません!
特にウユニ塩湖では紫外線を遮るものがないので、水面やあたり一面の塩に反射した紫外線も浴びることになります。
せっかくきれいなウユニ塩湖を見られても、気づかないうちにお肌のシミの原因をため込みたくないですよね。
後で後悔する旅行にはしたくない!
なので日焼け止めは強力なものを選ぶと良いですよ♪
私のオススメはサーフィンでも使える日焼け止めで、水に濡れても落ちにくいブリサマリーナの日焼け止めです。
強力な分塗りすぎると肌が真っ白になるので注意しましょう!
私は一度塗りすぎて、友達と撮った写真で私だけ真っ白ということがありました。
帰って写真を見てから気付いたので撮りなおすこともできず…(笑)
ただの海水浴だったので笑い話ですが、ウユニ塩湖まで行って日焼け止めで真っ白な写真とか想像するとおそろしいですね!
ブリサマリーナは肌の色に合わせてクリームの色も選べるので、白以外も検討してみてください。
さらに髪の毛や目は紫外線の影響に気づきにくいので、帽子とサングラスで紫外線を防御することも大事です!
帽子を忘れるとホテルに戻ったころには、「髪の毛パッサパサ!指も通らない!」という夏の海で油断していた私みたいな経験をすることになりますよ!(笑)
- 日焼け止め
- 帽子
- サングラス
気温対策
ウユニ塩湖は高地にあるため、昼間と夜の気温差が半端じゃありません。
昼間は20度前後のポカポカ陽気だと油断していると、夜は急に一桁台まで冷え込むということも!
なので服装としては、昼間はTシャツなどの薄手のもので過ごして、夜にはその上に着こめるダウンなどの防寒着を準備しておくことも重要です。
標高が高いところは想像以上に冷え込むので、対策をしていないと観光どころではなくなることもあるんですよ!
私は屋久島(標高1,935m)に行ったとき、夏だからと油断して薄手の長袖1枚で行ったら夜めちゃくちゃ冷え込んで、「凍え死ぬかも!」と本気で焦ったことがあります。
標高3,700mのウユニ塩湖では屋久島の比ではないほど冷え込みますので、防寒着は忘れずに持っていきましょう☆
- ダウンジャケット
- ニット帽
- マフラー
- 手袋
ボリビア周辺の標高の高い観光地

ボリビアやお隣のペルーには他にも有名な観光地がいくつもあります。
特に有名なのがペルーのチチカカ湖とマチュピチュです。
マチュピチュは社会科の教科書で見た時から「いつか絶対行ってみたい!」とあこがれていました!
ウユニ塩湖とマチュピチュを同時に巡れたら最高ですね♪
ボリビアとペルーはそれほど遠くないので、実際に巡るプランを立てることはありだと思います。
はじめに標高の低いマチュピチュに行って体を慣らしてから、チチカカ湖やウユニ塩湖に行くというプランも贅沢な絶景巡りとなって楽しそうですよね♪
- チチカカ湖 (ペルー、3,812m)
- ウユニ塩湖 (ボリビア、3,700m)
- マチュピチュ (ペルー、2,430m)
まとめ
- ウユニ塩湖は標高3,700mの高地にある
- ウユニ塩湖では高地ならではの絶景が楽しめる
- ウユニ塩湖に行く前に高山病、紫外線、気温対策を!
- ラパスで観光するときは「コカ茶」で高山病対策!
- 周辺の標高が高い観光地も巡れば贅沢な絶景ツアーに!
ウユニ塩湖では普段見られない最高の景色に出会えます。
その最高の出会いを最大限楽しむためには旅行前の準備が何よりも欠かせません。
標高が高い場所への対策をばっちり整えて、後悔のない素晴らしいウユニ塩湖旅行を実現しましょう☆
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。