突然ですが「196」と聞いて何を連想しますか!?
正解は国の数。
正確に言うと現段階で日本が承認している国の数です。
「そんなにあるんだー!」「でも私は海外はかなり行ってるから知らない国はそんなにないはず!」
と、いろんな声が聞こえる・・・。
そこで、今回は海外旅行初心者の方も、コアな旅を探している方にもお勧めできる、ちょっと珍しい国をご紹介します☆
世界最後の楽園♪「バヌアツ」

画像引用:HIS公式ホームページ
バヌアツ共和国は南太平洋80以上の島からなる小さな国。
周辺にはオーストラリア、フィジー、ニューカレドニアがある海のキレイな国です。
実はバヌアツは「世界一幸せな国」とも言われています。
なぜかというと、イギリスの機関が2006年に発表した「地球幸福度指数」で堂々の1位を獲得しているんです!
これはGDPではなく、国民の満足度などから長期的に幸福で持続可能な生活を送れるかどうかを基準にしたもの。


そんなバヌアツの行き方ですが、日本からの直行便は残念ながらありません。
オーストラリア、フィジー、ニューカレドニア、ニュージーランドなどを経由して行くかたちになります。
日本からかかる時間は、経由を含めて10時間くらい。
ちょっとしんどいな、って思っちゃう方も多いですよね。
でも実は経由も楽しめるポイントがありますよ。
なぜなら、空港で経由地の食事やお土産が楽しめちゃうから♪
お得な感じがしませんか!?
そう考えると経由便も悪くないですね。
行くのはちょっと大変だけど、その大変さ以上に素敵なスポットがたくさんありますよ。
少しだけご紹介します☆
アンダーウォーター郵便局
なんと!海の中に郵便局があるんです!
これは世界で唯一!
もちろん手紙も出せます。
ここから自分宛てに手紙を出せば帰宅した頃にちょうど着くかも☆
貴重な体験ごと、思い出になりますね♪
ブルーラグーン

画像引用:HIS公式ホームページ
こちらは海ではなく天然のプール♪
大きな木から下がっている紐でターザンジャンプも楽しめます。
現地では大人も子供もみんなチャレンジして楽しんでいるんですよ。

ダイビングスポット
もちろんキレイな海に囲まれているので、ダイビングやシュノーケリングなど海のレジャーにはもってこい♪
この地域はジュゴンの生息スポットとも言われているので、運が良ければジュゴンに会えちゃうかもしれませんよぉー。
この投稿をInstagramで見る
現在、ジュゴンは世界全体で約10万頭生息していて、そのうち日本にはわずか50頭くらいしか生息していません。
野生のジュゴンを見ることが出来たら、知り合いに自慢できちゃいますね!
世界一美しい星空と民族の国「ナミビア」
ナミビアはアフリカ南西部に位置する、南アフリカとボツワナがお隣にある国です。
日本からの直行便はなく、南アフリカのヨハネスブルグやエチオピアのアジスアベバを経由するのが便利です。
所要時間は最短でも20時間以上かかります。
こういう場合は経由地で1泊して体力を回復させてからナミビアまで行くといいですね。
そんなナミビアの見所をご紹介♪
ナミブ砂漠
まずは、なんといっても広大な「ナミブ砂漠」!
果てしなく続く砂漠は時間によっていろんな表情を見せてくれて、訪れた人を飽きさせません。
この投稿をInstagramで見る
他の砂漠と違って赤い砂の色がステキですね!
ここから見る朝日や夕日も感動的です。
あまり知られてはいませんが、いちばんのお勧めが夜。
そう!星空が息をのむ程キレイなんです。
Namibian Nights – Extended Version from Squiver on Vimeo.
こんな星空見たことありますか!?
一度見たらきっと心のシャッターに深~く刻まれると思います♪
年間で300日以上が晴天のナミビアは空気がとっても澄んでいる。
そのうえ、砂漠には暗闇を邪魔する光がないので、驚くほどの星空です。
それは国際ダークスカイ協会から星空保護区に認定されたお墨付き。
しかも最高ランクゴールドティア認定です。
これは世界に3か所しかありません。

今までにない感動を味わえること間違いナシです♪
ヒンバ族
海外旅行上級者ともなると、観光だけでなく、現地の暮らしに触れたい!と思う方も多いんじゃないでしょうか!?
ナミビアには「ヒンバ族」という民族が今も暮らしています。
この投稿をInstagramで見る
ヒンバ族は世界一美しい民族といわれています。
なぜかというと、ヒンバ族はお風呂に入りません。
「えっ!?」お風呂に入らないのになんでキレイなの?ってもちろん思いますよねぇ。
その答えは、お香。
ヒンバ族は身体全体に赤土を塗り、身体から身につけているアクセサリーのようなものまで全身お香の香りを浴びせています。
これを毎日2回することで消臭され、お風呂に入らなくても綺麗な身体を保てるそうです。
毎日お風呂に入る私たちには想像もできない知恵ですよね!

ヒンバ族のいる地区に行くと、観光客にはヒンバ族の暮らしを体験させてくれますよ。
せっかくナミビアまで行ったなら現地の民族の暮らしを体験してみませんか?
きっと新しい自分に会えるはず♪
映えるスポット満載!?「アイスランド」
アイスランドはヨーロッパ大陸と北米大陸の中間にある島国です。
日本と同じ島国ですね。
日本からの直行便はなく、ヨーロッパの都市(コペンハーゲンやヘルシンキが便利)を経由します。
所要時間は経由地を含めて、最短で17時間ぐらいです。
ところで、アイスランドと言われてみなさんは何を思い浮かべますか?
寒そうなので氷河?それとも?
私はアイスランドは1年中極寒の国だと思っていたんですけど、夏は日本の春ぐらいの気温の日もあります。
それにその他の季節も日本の冬支度にちょっと上乗せすれば大丈夫なぐらい。
ちなみに季節はほぼ日本と同じです。
そう考えると寒さへのハードルが少し下がって行きやすい気がしますよね。
実はアイスランドには神秘的なスポットがたくさんあります。
それではご紹介♪
ヴァトナヨークトル氷河
まずは「ヴァトナヨークトル氷河」!

画像引用:HIS公式ホームページ
この氷河はアイスランドの国土の8%を占めていて、ヨーロッパ最大級の氷河です。
なぜお勧めかというと、ヴァトナヨークトル氷河がある国立公園には真っ青に輝く氷の洞窟があるんですよ~。
「青く輝く洞窟」って見てみたくなりませんか!?
そこは、その見た目から「スーパーブルー」と呼ばれていて、とても人気のあるスポットになっています。

神秘的な青さの理由は、雪が固まる際に気泡を含まない純度の高い氷が出来るため。
その氷は私たちが知っている普通の氷とは違って、太陽の光のうち青い色のみを通すのです。
だから洞窟内が神秘的な青色で覆われるんですね!
また、アイスランドの夏は夜がありません。
陽が長くなり過ぎて太陽が沈まない「白夜」なんです。
日本に住んでいると白夜なんて本当にあるんだ!って驚きますよね☆
オーロラ
さらにオーロラが良く見える国としても有名♪
アイスランドは国全体がオーロラ帯なので、大自然の都市はもちろん、首都のレイキャビクでもオーロラを見ることが出来ちゃうんです。
オーロラも一生に一度は見てみたい景色の1つですね!!

画像引用:HIS公式ホームページ
しかも!ここアイスランドは温泉天国としても有名♪
その中でもイチオシなのが「ブルーラグーン」。
この投稿をInstagramで見る
冬の時期はこの広大な温泉に浸かりながらオーロラを見ることもできちゃうんです。
こんな贅沢な経験なかなかできませんよね!
レイキャビク
首都のレイキャビクも1つお勧めポイントがあって。
この投稿をInstagramで見る
見てください♪
レイキャビクの街並み、かわいくないですか!?
スーパーブルーにオーロラにレイキャビクの街並み、インスタ映え間違いなしですね♪
ため息が出ちゃう程ステキな歴史的建造物「ジョージア」
ジョージア?そんな国あったっけ?って思った方!
それもそのはず、ジョージアは2015年までは「グルジア」という国名でした。
グルジアで「あぁ!」と納得された方も多いと思います。
そんなジョージアですが、やはり日本からの直行便はありません。
ドーハやドバイを経由して行くのが便利です。
所要時間は経由地を含めて16時間くらい。
ジョージアは東ヨーロッパにある国で、トルコやロシアなどが隣り合っている場所にあります。

ご安心ください♪
ここジョージアはヨーロッパには珍しく、物価が激安!!
例えば、現地の人も食べるローカルな食事なら1食200円以下で済むところがたくさんあります。
また、ある程度のレストランでフルコースを食べても1500円ぐらいで間に合っちゃいます♪
しかも日本人の口に合うグルメが多いのも特徴!
お財布に安心な上、口に合うなんて良いこと尽くしですね。
そのうえ、交通も便利で主要都市には地下鉄やバスが多くあり、1回乗るのに30円以下で乗れちゃいます♪

またグルメで外せないのがワイン!
実はジョージアはワイン発祥の地と言われているんです。
その歴史は古く5000年以上前からワイン作りがされていたといわれていて、通の間ではフランスやイタリアワインよりも人気があるぐらい。
カヘティ地方にはワイナリーもあるので、自分好みのワインを見つけるのも楽しみの1つになりますね。
グルメ以外もおすすめスポット満載のジョージア。
歴史ある建造物もたくさん♪
それではいってみましょう☆
アナヌリ教会
この投稿をInstagramで見る
この雰囲気・・・映画?漫画?の中の世界みたいじゃないですか!?
このアナヌリ教会は要塞としての役割も含んでいるため、周囲は城壁で囲まれています。
その城壁の中に2つの教会があり、1つはキリスト様に捧げる教会、もう1つは聖母マリア様に捧げる教会です。
ぜひ、みなさんの目で2つを見比べてみてください☆
ゲルゲティ・サメバ教会

画像引用:HIS公式ホームページ
この立地!!
どうやって建てたんだろう!?って私はまず驚いてしまいます。
この教会は14世紀に建てられたもの。
標高2170mの山の山頂に堂々と建っています。
これは富士山の五合目と同じぐらい。
その高さと周りの景色から「天にいちばん近い教会」とも言われています。

トリビシ

画像引用:HIS公式ホームページ
ジョージアの首都トリビシには街並みを一望できるゴンドラが走っています。
街の中をゴンドラが通ってるなんでユニークですよね。
まずはこのゴンドラで街を一望♪
そして街中を散歩してみてください。
石畳の通りに面してヨーロッパ調の建物の調和が何とも言えない。
なんとなく懐かしくなるような、ノスタルジックな気分にさせてくれるはずです。
また、トリビシは温泉の町としても有名♪
しかも、入浴の仕方は日本と同じ!
海外旅行も長くなると手足を伸ばして入れるお風呂が恋しくなるものですよね。
そんなときは是非、トリビシの温泉街に立ち寄ってみてください。

親しみやすい国「キューバ」
キューバはカリブ海に浮かぶ島国になります。
やはり日本からの直行便はなく、カナダやメキシコ経由行くことが出来ます。
所要時間は約19時間。
キューバの街を歩いていると、どこからともなく陽気なキューバ音楽が聞こえてきたり、フレンドリーなキューバ人から話しかけられることもよくある事♪
こういう雰囲気、個人的には大好きです!
そんな親しみやすいキューバの魅力をご紹介します☆
マレコン通り
この投稿をInstagramで見る
首都ハバナの旧市街と新市街をむすぶ、海岸通り沿いの道。
それが「マレコン通り」です。
ここでは日本ではほぼ見られなくなったクラシカルなアメ車が日常的に走っています。
まるで映画の世界にタイムスリップしたみたいな気持ちになれますよ。
そして、ここを走っているタクシーもまたアメ車。
見るだけでなく、自分好みのタクシーを見つけてアメ車体験をしてみてくださいね♪

トリニダー
トリニダーのキーワードは「フォトジェニック」と「馬」♪
フォトジェニックに関しては写真を見てもらえれば一目瞭然ですね!
この投稿をInstagramで見る
カラフルな街並みが可愛すぎます♪
この街の中にはたくさんの猫ちゃんが人と共存してます。
猫好きにはほっこりする街ですね。
そして、この街の中の交通手段として今も使われているのが、お馬さん。
普通に街中を馬車が通っています。
この投稿をInstagramで見る
もちろん、乗馬体験もできちゃいますよ。
街中から郊外まで馬に乗ってトリニダーを満喫しちゃいましょう♪
バラデロ
この投稿をInstagramで見る
・・・言葉は必要ありませんね。
カリブ海極上のビーチです!!!

ぜひ体感してください!
謎多き国「トルクメニスタン」
最後にご紹介するのはトルクメニスタンです。
トルクメニスタンは中央アジア南西部にあり、イラン、アフガニスタン、ウズベキスタンと隣り合っている国。
日本からの直行便はなく、ドバイやアラブ市長国連邦のアブダビ、トルコのイスタンブールなどを経由して行くことができ、所要時間は16時間くらいです。
特徴はなんといっても謎の多い国。
それもそのはず、別名「中央アジアの北朝鮮」とも言われるくらい、つい最近まで規制がかなり厳しい国でした。
今もその雰囲気は残っていて、街の中心部では写真撮影禁止の場所も多く、一般人より警察官が多い地域もあるくらいです。
その反面、天然ガスや石油資源が豊富で「中央アジアのドバイ」と呼ばれていたりもします。

少し緊張感漂わせてしまいましたが、もちろん入国もできますし、観光もできますので安心してくださいね。
トルクメニスタンを代表するスポットがこちら。
地獄の門
この投稿をInstagramで見る
この迫力凄くないですか!?
地獄の門はなぜ燃え続けているのでしょうか?
その昔、この地域で天然ガスの発掘調査をしていて、ある時事故が起き、地面に大きなクレーターができてしまいました。
そのクレーターから有毒ガスがでたため、火を放つことで消し止めようとしたのですが、数日で燃え尽きる予定の炎は50年近くたった今でも燃えている、ということだそうです。

このクレーターの大きさは直径が約60メートル。
かなり大きいですよね。
この周りを1周してみると、クレーターの大きさ深さに圧倒され、まさに地獄へ吸い込まれてしまうかのような感覚になる人が多いとのこと。

アシガバード
この投稿をInstagramで見る
トルクメニスタンの首都、アシガバード。
この街の建物は全て真っ白。
しかもそのほとんどが大理石で出来ています。
なんでも大統領が白が大好きということで、領事館だけでなくホテルやマンションも白で統一。
おかげで「世界で一番大理石建造物が多い街」でギネス認定されています。
地獄の門とアシガバードの街並みのギャップがすごいですよね。
まとめ
- 日本にはまだあまり馴染みのない国なので、残念ながら直行便はありません。
- 珍しい国には「世界一」とか「極上」という言葉が似あうスポットが多い!
- 日本では体験出来ないことがたくさん体験できる♪
みなさんにとって、旅行のいちばんの楽しみってなんでしょう?
私は楽しみの1つに「非日常」を味わえることがあると思います。
ご紹介した国にはそういった「非日常」を感じられるスポットがたくさんあります。
感動するほどの景色や体験は歳をとっても忘れないもの。
行くのはちょっと大変だけれども、他に代えられない宝物になること間違いナシなので、ちょっとコアな旅がしたい!と思った方はぜひ参考にしてみてくださいね♪